動画で住宅紹介、再生数万回 デジタル活用で躍進する「住宅テック企業」
日本経済新聞が売上高100億円以下の中堅上場企業
「NEXT1000」を対象に、5年前と比較した
時価総額増加率の調査で2位にランクインした
Lib Work(リブワーク)社。
熊本に本社を持つ住宅施工・販売の会社で、
デジタルの活用によって躍進しました。
▼Lib Work会社概要
https://www.libwork.co.jp/profile/
新型コロナで、在宅時間が増えたことやウェブの活用が
活発になったことが追い風となり、 住宅受注金額は
2020年7月から3四半期連続で前年同期比2倍超に達し、
21年6月期の連結純利益が3億5600万円と、
従来予想を1億円超上回りそうだと発表しています。
リブワークは1997年に設立された瀬口工務店を前身とした
会社で、 デジタルマーケティングを経営の核に据え、
自社を「住宅テック企業」と位置づけています。
15年8月に福岡証券取引所に上場し、
19年6月には東証マザーズに上場。
時価総額は5年間で20倍超と大きく増加しました。
同社の取り組みは、
・土地探しなどニーズ別のサイトの展開に注力
・WEBサイトの関連情報コンテンツを充実させる
・内勤型の営業部門に優秀な人材を配置し
・紙のチラシや住宅展示場に頼らないビジネスモデルを確率
など、デジタルを活用することで、
コストをかけずに優位に立つことを方針としています。
また、競争力のさらなる強化に向けて、
動画共有プラットフォーム「ユーチューブ」での情報発信にも
注力しています。
▼Youtubeチャンネル LibWork ch
https://www.youtube.com/channel/UCJoQpZAJSXLx49uWiCoByuA
クリエーターを独自に採用して、注文住宅の間取りや
設計などを細かく説明する動画を公開しており、
各動画の再生回数は1件あたりおおむね数万回に達しています。
動画のメリットは何といっても情報を多く伝えられること。
同チャンネルでは、住宅の紹介だけにとどまらず、
断熱材の実験や、3D展示場動画、IR情報の発信、
社員が自分たちの業務を紹介するコンテンツなど
多岐にわたっており、ユーザーを楽しませる工夫がなされています。
視聴者は九州各県にとどまらず、
全国展開を目指す成長戦略の布石にもなっているとのこと。
20年7月に神奈川県の企業を子会社化したことを足場に、
今年8月には千葉県にも店舗を開設し、今後は福岡と首都圏で
攻勢を強める方針とのこと。
デジタル活用は、
アイデア次第で業績を大きくアップさせることができる、
という好例です。
とはいえ、なかなかすぐに実現は難しいので、スモールスタートで
始めていきましょう!
「こんなことがしてみたい」というご相談お待ちしております。
お気軽にご連絡ください。